特別加算「成長分野における先端的事業に従事する者」のしくみとは
高度専門職ビザの申請に使われる「高度人材ポイント表」には、「成長分野における先端的事業に従事する者」に対して、特別加算としてポイントが加えられる仕組みがあります。
これは、勤務する企業が、法務大臣が認める「成長分野における先端的事業」の補助金等の支援を受けていて、さらに外国人本人が実際にその分野の業務に参加している場合、特別加算として10ポイントが加えられます。
出入国在留管理庁の資料によっては、「各省が関与する成長分野の先端プロジェクトに従事」との表現が使われていることもありますが、これも今回紹介している「成長分野における先端的事業に従事する者」と同じ意味です。
申請時には、次のような書類で証明する必要があります。
- 補助金交付通知書
- 外国人本人がそのプロジェクトに関与していることを示す企業作成の文書
将来において成長発展が期待される分野の先端的な事業一覧
以下は、高度人材ポイント制における特別加算となる「将来において成長発展が期待される分野の先端的な事業」の一覧です。
外国人が勤務する企業がこれらの措置を受けて、かつ外国人本人がそのプロジェクトに関わっている場合、特別加算として10点が付与されます。
※本記事は、令和6年5月公表の情報に基づいて作成しています。今後、変更がある可能性がありますので、最新の情報は法務省や出入国在留管理庁の公式発表をご確認ください。
参考:出入国在留管理庁「ポイント評価の仕組みは?」
内閣府関係
- 医療研究開発革新基盤創成事業(CiCLE)
- 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)
- 研究開発とSociety 5.0との橋渡しプログラム(BRIDGE)
- 中小企業イノベーション創出推進事業
総務省関係
- 医療・介護・健康データ利活用基盤高度化事業
- Beyond 5G研究開発促進事業
- 革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業
文部科学省関係
- AIP:人工知能/ビッグデータ/IoT/サイバーセキュリティ統合プロジェクト
- 医療研究開発推進事業費補助金
- 健康と疾患の理解と疾患克服に資する研究・開発
- 放射線の革新的医学利用等のための研究開発
- ライフサイエンスデータベース統合推進事業
- 未来社会創造事業
- 戦略的創造研究推進事業(新技術シーズ創出)
- データ関連人材育成プログラム
- 気候変動適応戦略イニシアチブ
- 低炭素社会実現のための社会シナリオ研究事業
- 宇宙輸送システム
- 国際宇宙ステーション開発費補助金
- 地球観測システム研究開発費補助金
- 衛星による宇宙利用
- 宇宙科学に係る学術研究・実験等
- 月・探査ミッション研究・推進
- 航空科学技術に係る研究開発
- 北極域研究加速プロジェクト
- 光・量子飛躍フラッグシッププログラム(Q-LEAP)
- 特定先端大型研究施設運営費等補助金
- 材料の社会実装に向けたプロセスサイエンス構築事業
- ムーンショット型研究開発プログラム
- Society5.0実現化研究拠点支援事業
- 地球環境の状況把握と変動予測のための研究開発
- 海洋資源の持続的有効利用に資する研究開発
- 海域で発生する地震及び火山活動に関する研究開発
- 数理科学的手法による海洋地球情報の高度化及び最適化に係る研究開発
- 挑戦的・独創的な研究開発の推進
- 海洋調査プラットフォームに係る先端的基盤技術開発及び運用
- 研究開発施設共用等促進費補助金
- 統計エキスパート人材育成プロジェクト
- マテリアル先端リサーチインフラ
- データ創出・活用型マテリアル研究開発プロジェクト
- 海洋生物ビッグデータ活用技術高度化
- 革新的パワーエレクトロニクス創出基盤技術研究開発事業
- 大学の力を結集した、地域の脱炭素化加速のための基盤研究開発
- ワクチン開発のための世界トップレベル研究開発拠点の形成事業
- 共創の場形成支援プログラム
- 次世代X-nics半導体創生拠点形成事業
- 革新的GX技術創出事業(GteX)
- 戦略的創造研究推進事業(先端的カーボンニュートラル技術開発)
- 世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)
- 先端国際共同研究推進事業/プログラム(ASPIRE)
- 地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)
- 大学発新産業創出基金事業
- グローバル・スタートアップ・キャンパス構想先行国際共同研究事業
- 生成AIモデルの透明性・信頼性の確保に向けた研究開発拠点形成
- 戦略的創造研究推進事業(情報通信科学・イノベーション基盤創出)
- 大学発医療系スタートアップ支援プログラム
- 市民参加による海洋総合知創出手法構築プロジェクト
- 国家戦略分野の若手研究者及び博士後期課程学生の育成事業(BOOST)
- 次世代AI人材育成プログラム
厚生労働省関係
- 厚生労働科学研究費補助金
- 厚生労働行政推進調査事業費補助金
- 医療分野に係る研究開発
農林水産省関係
- ムーンショット型農林水産研究開発事業
経済産業省関係
- IoT社会実現に向けた次世代人工知能・センシング等中核技術開発
- 脱炭素社会実現に向けた省エネルギー技術の研究開発・社会実装促進事業プログラム
- エネルギー・環境分野の中長期的課題解決に資する新技術先導研究プログラム
- 新産業・革新技術創出に向けた先導研究プログラム
- ムーンショット型研究開発事業
- 医療機器等における先進的研究開発・開発体制強靱化事業
- 高効率・高速処理を可能とする次世代コンピューティングの技術開発事業
- 医工連携イノベーション推進事業
- ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業
- 水素社会実現に向けた革新的燃料電池技術等の活用のための研究開発事業
- 次世代複合材創製技術開発事業
- 航空機エンジン向け材料開発・評価システム基盤整備事業
- カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発事業
- 省エネエレクトロニクスの製造基盤強化に向けた技術開発事業
- グリーンイノベーション基金事業
- プラスチック有効利用高度化事業
- 福島イノベーション・コースト構想推進施設整備等補助金(地域復興実用化開発等促進事業)
- 産業DXのためのデジタルインフラ整備事業
- 量子・古典ハイブリッド技術のサイバー・フィジカル開発事業
- 資源自律経済システム開発促進事業
- チップレット設計基盤構築に向けた技術開発事業
- 省エネAI半導体及びシステムに関する技術開発事業
- ディープテック・スタートアップ支援事業
- GX分野のディープテック・スタートアップ支援事業
- 次世代ヘルステック・スタートアップ育成支援事業
- 航空機向け革新的推進システム開発事業
環境省関係
- 環境研究総合推進費
内閣府・文部科学省・厚生労働省・経済産業省関係
- 健康・医療分野におけるムーンショット型研究開発等事業
当事務所のサポート
当事務所では、お客様からお話をお聞きし、状況に合わせて必要書類だけでなく、ビザの条件を満たすことを証明する補強書類もあらかじめ用意して申請対応しております。
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ご相談も初回30分は無料で行っております。ビザ取得可能性も無料で判断しております。
当事務所のサービス
- ビザ申請に関するご相談・コンサルティング
- 必要書類のリストアップ
- 申請必要書類の作成一式
- 申請必要書類一式のチェック
- 地方出入国在留管理官署への申請取次
- 追加提出資料要求への対応
- 結果受け取り
- (不許可時)地方出入国在留管理官署への不許可理由の確認同行
- (不許可時)不許可理由を是正した再申請
報酬額
- ビザ呼び寄せプラン 99,000円(税込)
- ビザ変更プラン 99,000円(税込)
- ビザ延長プラン 転職なし:44,000円(税込) 転職あり:99,000円(税込)
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