外国人の就労ビザ申請、行政書士に代行依頼するメリットとは?

外国人の就労ビザ申請、行政書士に代行依頼するメリットとは?

はじめに

  • 外国人を採用することになったけれど、ビザの手続きが不安
  • 自社で申請できるのか、それとも誰かに頼んだ方がいいのか分からない
  • ネットで調べても自分のケースが、どの申請手続きなのかよくわからない

私は、外国人ビザの取得を専門に取り扱っている行政書士(申請取次行政書士)です。これまで多くの企業様や外国人の方のビザ申請をお手伝いしてきました。

この記事では、「外国人の就労ビザの申請を行政書士に代行依頼することで、どんなメリットがあるのか?」をわかりやすく解説します。自分で申請した場合と専門家に頼んだ時の違いを説明し、許可をスムーズに得るために欠かせない「理由書」や「補強資料」についても解説します。

この記事を読めば、就労ビザの申請を自分で行ったほうが良いのか、それとも行政書士などの専門家に依頼したほうが良いのかを判断することができるようになります。

「自分でやってみようと思ったけれど、正直ちょっと不安…」
「プロに頼んだら、何がどう違うの?」
そんな疑問をお持ちの方のために、この記事では行政書士に就労ビザ申請を依頼することで得られるメリットをご紹介します。就労ビザの申請をお考えの方は、どうぞ最後までご覧ください。

就労ビザ申請は、自分でできる?それとも専門家に頼むべき?

ビザ申請は外国人本人や企業で対応できる?

外国人を雇用するには、「技術・人文知識・国際業務ビザ」「企業内転勤ビザ」「高度専門職ビザ」などの就労ビザ(在留資格)の取得が必要です。

申請手続きは外国人本人や就業先の企業が行うことも可能です。ただし、要件の判断や申請書の作成、書類の準備には意外と専門的な判断が必要な場面も多く、初めての方には難しい面もあります。

ビザ変更・ビザ更新は外国人本人しかできない点に注意

ビザ変更(在留資格変更許可申請)・ビザ更新(在留資格更新許可申請)は外国人本人しかできないと法律で定められており、企業が代わりに申請書を提出することは原則できません。そのため外国人本人が手続きに不慣れの場合には専門家に依頼したほうが安心して手続きできます。

専門家に依頼することで得られる安心感

行政書士は、役所などの公的機関に提出する書類を作成することができる国家資格者で、ビザ申請に必要な申請書類の作成も業務の一つです。依頼することで、申請書や添付書類を正確かつ整った形で準備することができ、申請手続きの負担を軽減できます。

また、行政書士の中でも、出入国在留管理局から「申請等取次者」として認定された申請取次行政書士に依頼すれば、外国人本人に代わってビザ申請を取次(申請代行)することが可能になります。これにより、外国人本人しかできない手続きでも、外国人本人が入管に出向く必要がなくなり、手続きの負担を大きく軽減できます。

さらに、企業の中には、決算書などの経営上の重要資料を外国人本人に直接見せたくないというケースもあります。そうした場合でも、行政書士が間に入って申請代行することで外国人本人に見せずに申請を進めることも可能です。

行政書士に依頼する3つのメリット

①理由書での補強説明が論理的にできる

申請には、必須とされる提出資料だけでなく、出入国在留管理局(入管)の審査官に対して「なぜこの人が就労ビザの対象となるのか」を説明する「理由書」が重要です。

行政書士は、申請人の経歴や業務内容を整理し、提出資料と要件との関係を論理的に説明する文章を作成します。審査官の視点を意識して、審査の判断に必要な情報を過不足なく整理・構成することで、審査の納得度が高まります。

②事例をもとに効果的な補強資料を選定できる

行政書士は、過去の審査傾向や不許可事例などを踏まえて、どんな資料を補足すべきかを判断できます。必須の提出資料だけでは説明が不足し追加の資料を入管から要求されることも多いですが、行政書士は申請人の状況や就業先の会社の規模や業種・職種などケースごとに応じて、いわば、先回り的に補強資料をそろえることができます。

情報の出しすぎも逆効果になる場合があるため、資料の「質」と「量」のバランスを取ることも専門家ならではの役割です。

③書類の不備やミスを防げる

在留資格の申請は、形式不備や書類の抜け漏れがあると、差し戻しや不許可の原因になります。
行政書士は、最新の様式に基づいて正しく書類を整え、記載ミスや矛盾を防ぐチェックを行います。これにより、無駄な手戻りも避けられます。


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行政書士なら誰でもいいわけではありません

ビザを専門に扱っているかどうかをチェック

行政書士には幅広い業務分野があるため、すべての行政書士がビザ申請を得意としているわけではありません。
相続や建設業許可などをメインに扱っている行政書士では、ビザ関連の法律は頻繁に改正されるため最新の情報を追えていないということもあるかもしれません。

申請取次行政書士であれば、外国人本人が入管に出向くことなく、取次(申請代行)を行うことができます。
これは入管から「申請等取次者」として認定された資格であり、一定の研修を受け効果測定に合格することが必要です。

依頼する前に、ビザを専門に扱っているかを確認してみるとよいでしょう。

理由書と補強書類のリストアップを丁寧にしてくれるか

理由書の内容や、添付する補強資料は申請の可否に大きく関わりますし、行政書士の力量の違いが表れるところです。

申請人の状況に応じて、どの情報をどう説明すべきか、どんな資料を出せば審査官に伝わるかを一緒に検討してくれる行政書士であれば、安心して任せることができます。

依頼をおすすめしたいケース

・就労ビザ申請が初めてで何から手をつければいいか分からない
・ビザ要件に合っているか判断に迷っている
・外国人本人しかできない申請で経営上の重要書類を見せたくない
・社内でビザ申請を対応できる人員やノウハウがない
・不許可にならないよう、慎重に進めたい

まとめ 申請の不安は、専門家と一緒に解決できます

外国人の就労ビザ申請は、単なる書類提出ではなく、「制度を理解したうえで」「審査官に伝わるように」準備することが求められます。特に理由書や補強資料の準備、書類の整合性チェック、審査ポイントの押さえ方など、経験と知識が結果に直結する申請です。

また、変更申請や更新申請は外国人本人しか行えないなど、制度上の制限もあり、企業としても慎重な対応が必要です。さらに、決算書などの機密性の高い資料を外国人本人に直接見せたくないというケースでは、行政書士が間に入ることで、適切に情報を取り扱いつつ申請を進めることができます。

行政書士に依頼すれば、書類作成の負担が軽くなり、審査官に伝えるべき情報をしっかり整理できます。
自分たちだけでは気づきにくい部分にも対応できるので、安心して申請を進められます。
「このまま自分で進めて大丈夫かな?」と不安を感じた方は、まずはお気軽に専門家にご相談ください。

当事務所のサポート

当事務所では、お客様からお話をお聞きし、状況に合わせて必要書類だけでなく、ビザの条件を満たすことを証明する補強書類もあらかじめ用意して申請対応しております。
申請の際にはお手伝いさせていただきますので、どうぞ弊所サービスもご検討ください。

ご相談も初回30分は無料で行っております。ビザ取得可能性も無料で判断しております。


当事務所のサービス

  • ビザ申請に関するご相談・コンサルティング
  • 必要書類のリストアップ
  • 申請必要書類の作成一式
  • 申請必要書類一式のチェック
  • 地方出入国在留管理官署への申請取次
  • 追加提出資料要求への対応
  • 結果受け取り
  • (不許可時)地方出入国在留管理官署への不許可理由の確認同行
  • (不許可時)不許可理由を是正した再申請

報酬額

  • ビザ呼び寄せプラン 99,000円(税込)
  • ビザ変更プラン 99,000円(税込)
  • ビザ延長プラン 転職なし:44,000円(税込) 転職あり:99,000円(税込)
※難易度によって追加料金が発生することがございますが、事前にご説明して了承を得たのちに着手いたします。

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